ここでは表情のパーツを切り取って別の画像に貼り付けることで新しい表情を作る方法を解説します。
この講座についてはフォトショでなくともアルファチャンネルを読み込めるソフトであればなんでも出来ますので
フォトショを持っていない人でも気軽にチャレンジしてみてください。
フリーソフトでは
Pixiaや
GIMP等がオススメです。
さあ、顔グラ改造講座第2回、行ってみよう!
今回はこのような画像を作成します。
@

A

どちらも配布している素材には無い表情ですが、元々ある画像のパーツを張り替えて作っただけです。
まず、@の画像の作成からやってみましょう。
とりあえず元になる画像を用意します。

オリ3の普通の顔をベースに作っていきます。
ここに目標とする表情に必要なパーツを含んでいる表情画像を揃えていきます。
今回の場合、ファイル名o3_4、o3_2のパーツを使います。
まず、欲しいパーツを選択ツールで選択して編集→コピーしましょう。

選択ツールはコレね。

こんな感じで。
そしてコピーしたら元のベースになる顔グラにペーストしましょう。

ぺたり。
と、このままでは使えませんので移動ツールを使って位置合わせをします。

移動ツール。
これで掴んでぐにぐにと動かして位置を合わせます。

コツはパズルの感覚で絵柄が一致するように合わせる事。
そのために大きく選択範囲を取りました。
同じ要領でo3_4から眉毛のパーツを持ってきて完成です。
最後に表示レイヤーを統合してフルカラーpngで保存してゲームで使えるようにします。
ここまでは簡単に出来たと思います。
では次はもう少し、複雑な改造に挑戦してみましょう。
さて、次はAの画像を作ってみましょう。

まず@と同じように目標とする表情に必要なパーツをもった画像を選びます。
今回はo3_12をベースに、o3_13のパーツを使います。

コレね。
とりあえず前回と同じように必要なパーツをコピーして持ってきましょう。
o3_13から口と眉毛を持ってきます。
普通の選択ツールでは眉毛のパーツの肌と目が重なる!ということがあれば
Level.1で使った多角形選択ツールを使って必要な部分だけを選択・コピーしましょう。

もって来ました。
これだと頬の赤みが弱くてやや萌え足りな…いや、もの足りません。
それにこの表情で涙はちょっとイケナイ妄想をしてしまいそうで不純です。
そうでなくてもこういう余計なものを消したい場面は多いと思いますので消し方の解説をしていきます。
修正は近くの色をスポイトツールで吸い取り、ブラシツールでその部分を補完していく方法で行います。

ブラシのペン先は1pxが安全です。
拡大して、ドットを打つように周りの色を吸い取りながら補完していきます。
ここは慣れていない人は根性でやりましょう。くじけぬこころを持ってない軟弱者は試練の塔からやり直してください。

とりあえず涙を取り除きました。
次は赤みを増量します。
メニューのレイヤー→新規→レイヤーで新しいレイヤーを一つ作ります。

レイヤーとは透明なプラ板のようなものでそれを何枚も重ねて多様な表現を可能にする大変便利な機能でありCG制作の基本です。
新しくレイヤーを作ったらそこにブラシツールで赤みを描き込みます。
ペン先の形はスプレーっぽいものにします。
太さは顔グラのサイズに合わせ、この場合17pxあたりが適当です。

色は完全なピンクよりもややオレンジ寄りのピンクの方がこの場合は綺麗だと思います。
とはいえこの辺はお好みで調節します。
そして、このまま顔にブラシでプシュっと赤みを付けてしまいましょう。
真っ赤になっても焦らない。それで正しいのです。

こんなんになりました。
これではとても使えないので赤みを薄くします。
レイヤーを開き、不透明度を下げていきます。ぐにぐに。

レイヤーのタブが出ていない人はメニューのウィンドウ→レイヤーから召喚しましょう。
ちょうど良いと思う薄さになるまで不透明度を調節します。
赤みのブラシが目や眼鏡、髪にかかっていて気になるときは消しゴムツールでその部分だけちまちまと消します。

こんなんになりました。
ここでやめてもいいのですがさらに萌え度を上げるために頬にハイライトを入れます。
ツールは覆い焼きツールを使います。

この時ペン先はスプレーっぽいものの5px、範囲:ハイライト、露光量10%くらいが微調整が効いて安全です。
先ほどの赤みのレイヤーの頬の上の辺り、ちょうど光の強く当たる部分に覆い焼きツールでぐりぐりと描いていきます。
頬のプニっとした感じが出れば成功です。

完成!
あとは保存して終了です。
第2回顔グラ講座、いかがでしたでしょうか。
後半はやや力技なところがあり初心者には辛かったかもしれませんがこうしたわずかな描き込みが出来るだけでも
素材の加工において非常に有利になりますのでめげずに挑戦してみましょう!
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